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発芽玄米と酵素玄米

◆発芽玄米とは◆
発芽玄米とは、玄米が少しだけ発芽した状態のものをいいます。
玄米を水につけて発芽させると、フィチン酸を分解するフィターゼという酵素が活発化され、
玄米のミネラルが吸収されやすくなります。
また、発芽によりビタミン・ミネラル・アミノ酸・ギャバ(r−アミノ酸)などの栄養素が増加します。
その上、発芽させることで玄米の表面が柔らかくなり、甘みが増して、ふっくらおいしくなります。
市販されているものは防腐や防カビのために塩水で発芽させているものも多く、
塩分を制限している方はご自分で発芽玄米を作られることをおすすめします。
【発芽玄米の作り方】
用意するもの:玄米、ぬるま湯(35℃程度)、トレー(バットや鍋など底が広い容器で代用可能です)
- 玄米をトレーに1cm程度の厚みで敷き詰め、玄米が隠れるくらいまでぬるま湯を注ぎます。
- 玄米が発芽するのに最適な温度は30〜37℃とされています。
夏場は室内でそのまま放置し、冬場は所々穴を開けたラップを上からかけて保温します。
※発芽する際に酸素が必要になるため、密封はしないようにしてください。 - 日に1〜3回ほどお湯を取り替えて、24〜30時間ほど放置します。
◆発芽酵素玄米とは◆
玄米を発芽させることで、消化酵素のフィターゼとアミラーゼが生成されるため、 発芽酵素玄米と呼ばれるようになりました。 さらに小豆と塩を混ぜて炊くと、玄米の糖質に小豆のタンパクやアミノ酸が反応し(メイラード反応)が起こり、 メラノイジンが生成されます。メラノイジンは、抗菌作用が強いため腐食させずに何日も保温できます。 さらに抗酸化作用もあり、ビタミン・ミネラル・食物繊維・リジン・ギャバ・PEP阻害物質など、 栄養豊富なことから健康や美容に良いとされています。 発芽酵素玄米は、旨味が強く、モチモチ食感の食べやすい玄米に変わりますので、ぜひお試しください。
【酵素玄米の基本の炊き方】
用意するもの:玄米(4カップ)、小豆(50g)、天日塩(3g)、水(600cc)
- 傷んだ玄米は取り除き、ボウルに玄米と小豆、水を入れて軽くとぎます。
- といだ玄米に塩と水(600cc)を入れて、泡だて器で「右回り」に8分間かき混ぜます。
※こうすることで玄米が発酵しやすくなります。 - 圧力鍋に移して中火にかけ、おもりが振れたら弱火にして15分、火を止めて30分ほど放置します。
- 炊飯器に移して保温にし、しゃもじで全体の天地を返します。
※3日ほどで食べ頃になります。1日1回はかき混ぜるようにしましょう。
酵素玄米の保存方法と注意点
食べ方や保存方法が普通の玄米とは違う点がたくさんあるので、より美味しく安全に酵素玄米を食べるための、 正しい保存方法と注意点をご紹介します。
◆雑菌の侵入を防ぐ◆
酵素玄米を作る上で大切なポイントは毎日混ぜることですが、
玄米を混ぜる際は雑菌が炊飯器の中に侵入しないように気をつけましょう。
手やしゃもじに雑菌がついていると、炊飯器の中で雑菌が増殖して玄米が傷んでしまいます。
玄米を混ぜる前に石鹸できちんと手を洗い、しゃもじは食器用洗剤できれいに洗ったものを使いましょう。
雑菌が繁殖すると酵素玄米から異臭がします。異臭がした場合は決して玄米を口にせず、全て処分してください。
◆絶対に電源を切らない◆
美味しい酵素玄米を作るためには、最低でも3日は炊飯器に入れっぱなしにしておく必要があります。
電源を切ってしまうと、炊飯器内の温度が下がって雑菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。
◆長期保存するなら冷凍保存◆
酵素玄米は冷凍保存することができます。量が少ないまま炊飯器で保温すると乾燥してくるので、 ある程度食べたら1食ずつラップに包んで冷凍保存してください。 解凍時は、自然解凍か蒸して解凍するようにしてください。 電子レンジで解凍すると、酵素が破壊される可能性があります。
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