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遺伝子組み換えとゲノム編集の違いとは?メリット・デメリットを解説

公開日:21.05.18 最終更新日:22.06.24
遺伝子組み換えとゲノム編集の違いとは?メリット・デメリットを解説

◆遺伝子組み換えとは◆

遺伝子組み換えとは

遺伝子組み換えとは、作物に他の生物から抽出した遺伝子を組み換え、新たな性質を持たせる手法のこと。 害虫に強い性質や除草剤に強い性質などを新たな特性として加えることができます。 今まで行なわれていた「品種改良」の場合、人が遺伝子に直接手を加えることはありません。 遺伝子組み換えが使用されているものとして代表的なのが大豆やじゃがいも、トウモロコシなどがあります。

ゲノム編集との違い

ゲノム編集とは、高い精度で遺伝子を改変する技術のこと。 他の遺伝子を細菌やウィルスで入れ込む遺伝子組み換えと比べて簡単でかつ精度が高い。 不要な遺伝子を切断するだけのものや、切断後に新たな遺伝子を挿入させる方法もあります。 そのため、遺伝子組み換えと言えるのかは世界各国で判断が異なっていて、 すべて遺伝子組み換えとする国や、方法により判断が分かれる国などがあります。

実際に遺伝子組み換えが行われている作物

実際にどのような作物で遺伝子組み換えが行われているのか、ご紹介いたします。

作物 性質
大豆 ・特定の除草剤で枯れない
・特定の成分(オレイン酸など)を多く含む
じゃがいも ・害虫に強い
・ウィルス病に強い
なたね ・特定の除草剤で枯れない
とうもろこし ・害虫に強い
・特定の除草剤で枯れない
わた ・害虫に強い
・特定の除草剤で枯れない
てんさい(砂糖大根) ・特定の除草剤で枯れない
アルファルファ ・特定の除草剤で枯れない
パパイヤ ・ウィルス病に強い
(引用元:厚生労働省「遺伝子組み換え食品の安全性について」)

◆遺伝子組み換えのメリット・デメリット◆

遺伝子組み換えのメリット・デメリット

遺伝子組み換えのメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。 一部をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。

遺伝子組み換えのメリット

遺伝子組み換えは大幅に時間を短縮することができます。 というのも、従来の品種改良の場合、何世代もの交配を行うため、時間を要します。 しかし直接的に遺伝子を変える為すぐに生産することが可能となります。 また、その特性によっては農薬や害虫対策などの工数を減らす事にもつながります。

遺伝子組み換えのデメリット

人体への影響が懸念されています。 現時点では人体に与える影響は極めて低いとされていますが、今後も検証が必要と主張する方も多いのが現状です。 そして環境にも影響をあたえるとも言われています。 例えば除草剤への耐性が強い遺伝子が何らかの形で雑草に組み込まれる可能性などがあります。 しかしこちらも可能性は極めて低いとされていますが、異論を唱える方も多い。 また、花粉が飛散し意図せず遺伝子組み換えになるケースも考えられなくはない。 これらのことから世界中では反対運動が行われることもありました。 「危険」と判断されずとも「安全とは言えない」ため敬遠する方も多いのでしょう。

◆遺伝子組み換え食品を見分ける方法◆

遺伝子組み換え食品を見分ける方法

日本でも遺伝子組み換えの表示義務がありますが、前述している通り大豆などの作物8種類で、この8種類の作物から作られた加工品33品目のみにしかありません。 他の国に比べても非常に少なく、ほとんどの食品に表示義務がありません。 それは「検査しても証拠となる物質が検出できず、確認できないため表示義務は課さない」というのが理由です。
その他にも下記条件のものは表示義務を免れます。
・主な原材料(全原材料に占める重量の割合が上位3位までで、かつ全体の5%以上)にあたらない場合
・牛、豚、鶏の餌
・食品添加物
何より「遺伝子組み換えではない」という記載でも、実は5%までの混入が認められています。 そのため現状日本では、全てを見極めるのとても難しいと言えるのではないでしょうか。

とうもろこし、大豆から作られる食品を知る

とうもろこし、大豆は、遺伝子組み換え作物8種類の中でも生産量が多く、かつこれらから作られた食品が最も多いため、何を作られているかを覚えていれば、そこから見直すことは可能です。

国産を選ぶ

現在日本では、遺伝子組み換え作物は輸入のみで、日本国内では販売目的での栽培は行われていませんので、国産の表示があれば非遺伝子組み換えと言えるのではないでしょうか。

原料にこだわっているお店・業者を探す

近年健康志向の高まりにより、原料にこだわっているお店は多数あります。そこから入手するのも良いでしょう。 また、遺伝子組み換えに反対している業者(パルシステム、生活クラブ、生協等)を利用してみると便利かもしれません。

市販品を避ける

市販のお菓子屋やデザート、調理加工された食品を避けた方が無難でしょう。 前述したとおり表示義務のない食材が多いため確認が取れないものは控えるのが一番です。

◆オーガニックと遺伝子組み換えの関係性◆

オーガニックと遺伝子組み換えの関係性

有機jas規格では、基本的に遺伝子組み換えの原材料は使用できません。 ただし、一部では認められているケースがあります。 例えば遺伝子組み換え技術以外で入手することができないものに限り、使用が認められています。 そのため、残念ながら「オーガニック=非遺伝子組み換え」とは言い切れないのです。

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◆今後の遺伝子組み換え食品の動向◆

今後の遺伝子組み換え食品の動向

遺伝子組み換え作物は基本的に高品質で低価格なので、年々増加しています。 また新たな作物の栽培も増えることが予想されていて、国際的な議論が活発化しているのが現状です。 しかし正しく活かすことができれば、食糧難や栄養失調などの問題解決にも役立つと言われていて決着がつきません。 これからはより一層見極める力が必要になるのかもしれません。

◆おすすめ商品◆

ロハスでオススメしている遺伝子組み換えではない商品をご紹介いたします。 当店でも非遺伝子組み換えを推奨していますので、ぜひ試していただければと思います。


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◆まとめ◆

この記事では、「遺伝子組み換え」について解説いたしました。 今の日本の制度では、全てを排除するのは難しいかもしれません。 しかし少しずつでも取り除くことは決してできないことではありません。 少しでも気になっている方は、今回ご紹介した内容を参考に実践してみてください。

監修者プロフィール

ローフードシェフ土門大幸
監修者:土門 大幸

1968年生まれ。
JFAA公認フードアナリスト、調理師米国LLCAI公認ローフードシェフ&インストラクター。
外資系大手食品会社を経て、 2007年、札幌に北海道初となるローフード専門店「ローフードカフェLOHAS」をオープンする。
ローフードシェフの学校である米国Living Light Culinary Arts Instituteで学び、 同校公認のローフードシェフ&インストラクター資格を取得。
全国各地で講演活動や料理教室を行い、ローフードの普及に努めている。

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